Nutanix 対応HWの特徴を一挙お伝え(その1)
この記事はNutanix advent calender 2020の記事として作成したものです。
※本記事は公開されている情報をもとに作成しており、情報の正確性については各社のホームページをご確認いただきますようお願いいたします。
※Nutanix社のモデル以降は順不同です。
1)Nutanix NXシリーズ
<特徴>
Supermicro社製をベースにしたNutanix最初期から販売されているモデル。オリジナルや純正とも呼ばれます。特徴はNutanix社自身の手によって販売されているため、CBLが主流となる中でもハードウェア・ソフトウェアのサポートはNutanix社自身の手によって提供されます。
HWの障害を検知するpulseやinsightsの活用も今後に期待です。
2) Dell technologies XCファミリー
https://www.delltechnologies.com/ja-jp/converged-infrastructure/xcseries/index.htm
Poweredgeサーバーをベースにしているモデルで、アプライアンス(XC)とsoftware choiceモデル(XC core)と2種類の形式をカバーしています。2014年よりOEM展開が始まりすでに複数のCPU世代にわたって提供されているモデルです。
特徴は何といってもモデルの選択肢の多さ。Poweredgeサーバーのラインナップの多くを
XCファミリーでも選択可能で、Nutanixのファイルサーバー機能であるFiles専用モデルや、他のOEMメーカーにない高耐久専用モデル(主にエッジコンピューティングを想定し、衝撃、振動、ほこり、湿度、EMI、および海上でも稼働)するXR2モデルもラインナップされています。
3) 富士通 XFシリーズ
https://www.fujitsu.com/jp/products/computing/servers/primergy/solution/nutanix
PRIMERGYサーバーをベースにしているモデルで、software choiceのみの展開です。2019年前半から展開が始まり、日本国内でも2019年後半から発売されました。
特徴はやはり「Made in Japan」の日本品質。日本国内で開発設計されている点を生かした
迅速な対応と、国内工場製造による徹底した品質管理のもと作られています。また国内最大級の
保守サポート網を展開する同社によるハードウェア・ソフトウェアの一括サポートも大きな魅力です。
4) HPE DXシリーズ
https://www.hpe.com/us/en/servers/proliant-servers.html
世界でもトップクラスのシェアを誇るProLiantサーバーをベースにしているモデルで、2019年から本格的な展開が始まりました。ラインナップも他のOEMメーカーに引けを取らない
モデル数をそろえ、変わったところではエッジ領域での利用を想定した省スペース型のモデル(DX8000)もラインナップしています。
特徴はベースサーバーであるProLiantシリーズが持つ高いセキュリティ設計。チップの設計レベルからセキュリティを意識した設計になっているボード搭載チップに加え、20年以上にわたって提供されているiLOベースの制御はDXであっても変わらずと、セキュリティと安定性を兼ね備えたモデルとなっています。
5) Lenovo HXシリーズ
Thinksystemをベースとしているモデルで、アプライアンス(HX)とsoftware choice(certification model)の2種類の形式をカバーしています。こちらも数年前からモデル展開が始まり、すでに複数世代を重ねています。
特徴は何といってもベースサーバーの持っている高い信頼性。IBM時代からの事前障害予知検知技術やきめの細やかな保守サービスなど、会社が移り変わっても変わらず提供されている高い信頼性が特徴です。
次回はIBM社製CSシリーズ、NEC社製モデルをはじめとするモデルや中国系各社のモデルを取り上げます。
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